ヨシコばあちゃんが帯状疱疹で入院しました。
まさか入院するような病気だとは思いませんでした。
最初の痛みはまるで心筋梗塞になったのかと思ったくらいで、びっくりしました。
帯状疱疹の症状は最初は気づかない?
最初の痛みに気づいたのは今から3ヶ月前です。
夜の10時頃だったと思いますが、ヨシコばあちゃんが寝ているベッドに行ったとき、唸るような声がしていました。
近寄ってみるとヨシコばあちゃんは胸のあたりをこするようにして小さな声で痛いと訴えるのです。
何か異変があると思いヨシコばあちゃんに「どこが痛い?」と確認すると、、、
やはり胸が痛いというのです。
最初は心筋梗塞かな?と思い一時は救急車を呼ぼうと考えました。
しかし冷静になって痛い場所を確認しました。
するとヨシコばあちゃんは右の胸のあたりをしきりにさすりながら、ここが痛いと訴えるのです。
右の胸?よ~く考えると心臓は左胸の中央ぐらいにあるので、これは心筋梗塞ではないなと思いました。
そして次に疑ったのは肋間神経痛です。
肋間神経痛は胸の真ん中あたりから背中にかけて痛みがでるので現状では肋間神経痛の疑いを考えました。
肋間神経痛なら緊急の生命の危険性はないと考えられるので、朝になってから病院に連れていけばいいと思いました。
翌朝ヨシコばあちゃんの様子を見ると痛みはなくなっていました。
そこで今なら病院に連れていくことができると思い、すぐに出かける支度をしてヨシコばあちゃんを車に乗せ、以前通院していたペインクリニックに行きました。
病院での診断結果は?
病院で受付を済ませしばらく待ているとヨシコばあちゃんの順番がきました。
診察室に入り先生に病状を説明しました。
すると先生はヨシコばあちゃんの背中を診て、次に胸のあたりを診てそこに湿疹のようなものを見つけました。
その湿疹のようなものはすべて体の右半分にでていることに注目したのです。
そして先生は、これは帯状疱疹ですね。と診断したのです。
痛みの原因は帯状疱疹だったのです。
この帯状疱疹は昔水疱瘡にかかったときのウイルスが潜伏していて、ストレスや免疫力が低下したときにでてくるらしいのです。
ヨシコばあちゃんは85歳と高齢で免疫力が落ちていてウイルスが暴れ出したのでしょう。
原因がわかりまずは一安心です。
ウイルスが原因なら抗生物質で対処できるのですが、ここで問題がありました。
帯状疱疹の痛みや湿疹がでてすぐのときには抗生物質でウイルスを抑えることができるのですが、残念ながらヨシコばあちゃんの場合は手遅れでした。
もうウイルスが神経の奥に潜伏してしまったのです。
だから抗生物質が使えないというのです。
帯状疱疹の対処は?
ヨシコばあちゃんの痛みは出たり出なかったりする状態です。
これはウイルスが神経の奥に潜伏してしまい体力が弱った時に出てきて痛みを発症するのです。
こんなってしまってはもう抗生物質は効果がありません。
手段は痛み止めしかないそうです。
この痛み止めを1週間ほど試してみて様子をみることにしました。
痛みがでるときは夜が多い感じです。
昼間は痛みは治まっているのですが、夜になるとでてくるのです。
本当にやっかいな病気です。
今回の帯状疱疹の原因は?
病院で帯状疱疹と診断されて、まったく予想していなかったので驚きました。
そもそも帯状疱疹についての知識がなかったので、最初は肋間神経痛とばかり思っていました。
今考えるともっと高齢者がかかりやすい病気についてもっと勉強しなければと反省しています。
そこで今回の診断をきっかけに帯状疱疹についていろいろと調べてみました。
元々帯状疱疹はむかし子供の頃にかかった水疱瘡のウイルスが神経の奥に潜伏していて、
・高齢になり体力が低下し
・免疫力が低下し
・ストレスなどが引き金となって
潜伏していたウイルスが活動することで発症するようです。
今回のヨシコばあちゃんの場合は?
・高齢による体力の低下
・膝関節の手術後の痛みによるストレス
・食事による栄養摂取の不足
・毎日寝た生活による筋力と体力の低下
・リハビリ生活のストレス
などが考えられます。